何故「駅メモ！」のモチベーションが戻らないのか
こんにちは、永遠野です。
今日はツイでも少し触れた「駅メモ！」の話をしていきたいと思います…
わからない方もきっといるでしょうし簡単に説明すると、「駅メモ！」とはGPSと位置情報を使い全国の鉄道駅を舞台に駅のデータを集めつつ陣取りをしてリンク(一人のプレイヤーが駅を占拠した状態)を取りスコアと経験値を稼いでいくゲームです。
ゲーム内にて電友(一般的アプリゲーでいうフレンドのことです)の方には既に気付かれているかも知れませんが、ここ一ヶ月以上ログインすらしていません。
理由はいろいろあるのですが、これを期にして何故こういう事態になったのか、現状に至ったのか説明させていただきたいのです。
ちょっと長くなってしまうのですが、そこはご容赦願います。
1.連続ログインの断絶
一番大きいのはこれですね。
かねてからの仕事量の増加に加えて1月下旬くらいから原因のわからない頭痛に襲われるようになり、ギリギリのタイミングでログインだけ済ませる(日付変更10分前くらい)ようになっていました。
そして2月の某日にくも膜下血腫(くも膜と脳の間に液体がたまり脳が圧迫され慢性的な頭痛にみまわれる病気)でダウンしてその日はログインが途切れてしまったのです。
900日近い連続ログインもこれでオジャンになりました。
「自業自得だ」と言われればその通りですとしか言えませんしぼくもそう思いますが、これがきっかけで後述する点も重なりぼくの中で決定的な何かがプツンと切れてしまったのです…
アップデートでぼくのように連続ログインを切らしてしまったユーザー向けの救済策も用意しているようですが、現時点で実装される気配はありません。
せめて「駅奪取」のようにアイテムを消費してログインを継続できるようになっていればまだ良かったのですが…
早期の救済策実行を願うばかりです。
病気の方も一ヶ月の自宅療養と通院の成果もあり現在は薬は飲み続けているものの症状もなく日常を過ごせています。
1.ガチャから生まれる「絆地獄」たち
次に大きいのがこれです。
「駅メモ！」では課金してガチャを引き新しいキャラクター(でんこ)を手に入れていく方式を取っており、同じでんこのレベル上限を上げるには同じでんこを6回引く必要があります(近年ではレガシーになりつつある手法ですね)。
また、レベルが上限まで上がったでんこが出た場合は一部の消耗品アイテムが手に入ると共にマイレージがたまり、たまったマイレージによってステータスが若干上昇したり特殊なセリフが解放されたりします。
ここまではいいんだよ、ここまでは。
問題はレベルもマイレージも上がりきったでんこがその後も普通に排出されることで、この場合はアイテムしか貰えません。
ガチャ一回ぶん(基本500円)と同額のアイテムが出るのですがぼくが欲しいのは新しいでんこ、もしくは入手済みでんこのレベル上限であって欲しければいつでも買えるアイテムじゃないのです。
ねこぱんち(与ダメージが激減するかわり経験値が増加するアイテム)やフットバース(相手の使用スキルやHPに関わらず必ずリンクを取れるアイテム)は買えないもののこちらはフレンドガチャでも出るのでうま味は薄い。
純粋にアイテムだけが排出されるパターンも存在し不評を受け廃止した過去もあるものの、運営側は同額ぶんのアイテムを保証していることを根拠にネット広告で「ガチャにハズレがない」とアピールしています。
しかし実際は上記条件を満たしたでんこが片っ端からハズレに変わっていくようなものでぼくはこれを見たときに思わず「うそをつくな」と北斗の拳のシュウみたいな発言をしてしまいました。
確率論ゆえに、ガチャゲーの宿命ゆえに仕方のない面はありますが確率が上がっているはずのでんこが出ず実質ハズレと化したでんこばかりが連続で出ることも多々あり精神的にも金銭的にも痛めつけられます。
そして履歴に残るメッセージが以下…
「◯◯がガチャで登場した！マイレージが最大まで貯まった◯◯はマスターと強い絆で結ばれている！」
そのキャラが好きで好きでたまらない人にはいいかもしれませんが、ぼくは履歴がこのメッセージで埋め尽くされるのが、なけなしの課金やイベント報酬、電友の方からいただいたチケットが「絆」に変わっていくのに耐えられませんでした。
推しのでんこやスキルが有用で頼りにしているでんこですらガチャで見るのが苦痛になりました。
人によっては好きなでんこですらトラウマにさせられるシステム、まさに絆地獄と言う他ありません。
絆レベルがかなり上げづらい「FGO 」に対する意見や批判も根強いですが、簡単に貯まりすぎてしまうのも考えものですね。
1.安くはない課金
このゲーム、けっこう課金要素が多いです。
まず先に述べたガチャ、キャンペーンで初回割引がある以外は一回500円、10回5000円とかなりいい値段がします。
初回は10連3500円ですがこれでようやく一般的なアプリゲーの基本料金と同じで5000円の価値があるかと聞かれると答えに詰まるレベルです。
せめて他のアプリゲーと同じ基準になってくれないかとは思いますが、表向きハズレ枠がなく必ずでんこが出るという仕様上難しいのでしょうか？
性能の変化やスキルの確率や効果を上げ、なにより見た目を大きく変化させ一部でんこのスキルにも関わるラッピングも同じ金額です。
最新のものほど性能が高めかつ見た目もいい傾向にあり経験値ボーナスも付くなど至れり尽くせりで、好きなでんこのものを出費を少なく手に入れるには物欲センサーを掻い潜る必要があるもののでんこのガチャと違いハズレもありません。
しかし問題は最近ラッピングが乱発される傾向にあることです。
以前は月に一度かつ特定のでんこだけピックアップされる形だったのですが最近は月に二度、現時点で実装済みの配布など一部のでんこを除く全員にラッピングが来ます。
一度全員ぶん揃えてやろう！などと考えてしまうとそれはもう大変なことになるわけですが、ぼくは性能的に有用なものや好きなでんこの物だけ出して撤退…というパターンが多かったのであまり嫌な思い出は無いです。
しかしこちらも値段相応か？と聞かれると「…」となってしまいます…せめて300円位なんじゃないかと。
一応季節のイベントに合わせて福袋等と称してのアイテムがお得に手に入る複数アイテムのセット売りや実質月額500円で遊び放題になるブルーライセンスなど値段相応のものもあるのでぼったくりや搾取とまでは言いませんが、やはりガチャ関連は悪い意味で他でも見ないレベルなんじゃないかと思ってしまいます。
他の趣味や生活もあり稼ぎにも限りがある以上、このゲームにだけかまけてばかりはいられませんし実際このゲームが経済的に大きな負担になってしまっていたのも事実でした。
それゆえにどこかで踏ん切りをつけなければ、明確なラインを引かなければならないと思っていたところだったのです。
1.拠点の保持とゲーム内の人間関係に疲れた
ぼくは地元私鉄にあるとある無人駅のGM(その駅で直近3ヶ月間最もスコアを稼いだプレイヤー)をやっていました。
しかし周辺の駅は同一のプレイヤーの方(以後A氏とする)がほぼ一人で占有しており(プレイヤー用語で言う地主)、戦力も非常に強力なその方を刺激しないようにかなり気を使ってプレーしていました。
しかし週末訪れる遠征でやってくるプレイヤーの方がボーナスチャレンジ(一人のでんこが複数の駅にリンクした際のスコアボーナスで一度に大量のスコアを稼ぐ試み)を挑んできたり、
フットバースを用いて遠征先のプレイヤーを根こそぎにするプレイをされる方が来ると毎度でないといえ気をつかった甲斐無くA氏からの容赦のない一撃が飛んできてやられたりもしたのです。
そういう遊び方をするゲームとはいえ、自分自身のリンクが切られたときに思わず攻撃的になってしまったり、A氏をはじめとして相手と口論になりかけたり、このゲームにかまけるばかりに他の事が疎かになってしまっていたのも事実でした。
そしていつしか、手出しをされたくないあまりに無意識にA氏や近隣の電友の方にゲーム内で忖度をするようになり、このゲームにのめり込みすぎていた自分自身に違和感と疑問を感じるようになりました。
「ここまでしてGMを維持する必要があるのだろうか、リンクとる必要があるのだろうか」と。
この事に気付いたことと仕事が忙しくなっていったこともありプレー時間は日に日に減っていったのです。
こうした数々の経緯もあり、ぼくはだんだんとこのゲームから疎遠になっていきました。
ですが…
◆これからの駅メモとぼく◆
色々とあって昔ほどこのゲームに対する情熱は無くなり、ここまで散々に言ってしまいましたが、完全に引退するつもりは今のところありません。
ログインもいずれは救済策が来るでしょうし、でんこも育っていない子がたくさんいるので新しい子を迎え入れるどころじゃないとも言えます。
なによりもぼくは駅メモの遊び方のひとつである「旅の記録を録る」というところが気に入っているのでこの活動は細々と続けていきたいのです。
また、このゲームを通じて知り合った方々との関係は繋がったままですし、色々とお世話にもなっています。
特に地元の電友の方々やかねてからのフォロワーで駅メモを遊んでおられる方々には大変お世話になりましたし、これからも今までのように良好な関係を保っていけたらな…と思っています。
なので、今は英気を養うための充電期間ということにさせてください…。
もう一度駅メモの世界に戻ってくるその日まで、さようなら。
そしてまた、お会いしましょう。
